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江戸時代以降の和菓子の発展

江戸時代に入ると和菓子は大きく変化します。それまでの日本は乱世の世の中で至る所で常に戦があり、生活を楽しむという余裕が人々にはありませんでした。しかし、徳川家康が天下統一を果たしたことによって乱世は終わり、世の中に平和が訪れます。そして嗜好品であるお菓子作りが飛躍的に発展して行きました。日本全国のそれぞれの城下町や門前町で和菓子は独自の進化を遂げて行くことになります。また、都の京菓子と江戸の上菓子は意匠や技に工夫がなされた和菓子が次々に生み出されて行きました。現在和菓子として我々が食べているものはこの江戸時代に作りだされたものです。江戸時代の書物の中には和菓子のことを記した「御蒸菓子御見本」や「御干菓子御見本」といったものが残されています。

 

江戸時代が終焉を迎え明治の時代に入ると、西洋の文化一気になだれ込んで和菓子にも大きな影響を与えることになります。その中でもヨーロッパやアメリカの調理器具の伝来によって和菓子は飛躍的な変化を遂げることになります。特にオーブンの登場はカステラや饅頭などの焼き菓子を発展させました。

 

和菓子は外来文化の影響をうけながら変化し、発展していったものですが、日本人の素晴らしいところは外国より伝来してきた菓子の良さを理解吸収して独自の優れた菓子を作り上げてきたところにあると思います。現在の和菓子はこの日本人の優れた創作性によってもたらされたものだと言えるのではないでしょうか。